Z06/ZR1のサーキット走行の問題点、ブレーキクーリング
写真は1997年頃に製作した、WEST ZR-1#5のエンジンルーム。
車輌重量は約1,380kg、出力は約580馬力でZF製6速M/T、デフは3.45:1、タイヤはHoosierの295/335、ブレーキはBrenbo製レース用モノブロックキャリパー、ローターは355/345mmなので、C6 Z06とほぼ近い出力で車輌重量となるが、ラジエターとOil Coolerとブレーキのクーリング容量は、はるかに大きい。
これでも夏場のサーキット走行10〜15周で、ラジエターとブレーキ共にかなりきつくなってくる。
Z06/ZR1でサーキット走行をする場合は、必ずラジエター容量アップとブレーキのクーリングダクトは不可欠となる。
Z06/ZR1共にレースカーのデチューンモデルではなく、ノーマルC6の派生モデルというのが率直な見方だ。
ノーマルZ06でサーキット走行を行う場合は、最低でもラジエターとブレーキのクーリングは行いたい。
C4 ZR-1当時からコルベットのラジエターマウントは、レースカー等とは逆の傾きとなっている。
WEST ZR-1ではラジエターの冷却効率アップを狙って、ラジエターのマウント方法を根本から見直した。但しエアコンは一切無しとなる。
当初はラジエター前に大型の空冷式Oil Coolerを装着したが、少しでもラジエターの冷却を狙って、大型の水冷式Oil Coolerを助手席側に取り付けたが、これは効果があった。
LT-5エンジンは排気量を6.15Lとしたが、インテークチャンバーの容量を1L程大きくして出力向上を狙った。また負荷を減らす為にオルタネーターの大径プーリーを製作したり、ブレーキキャリパーをBremboに交換に伴いマスターシリンダーの容量アップを狙って、他車の大容量マスターシリンダーシリンダーを改造して装着したりと、各部に可能な限り手を入れた。
ZR1用 Halltech製Carbonパーツ入荷
写真はHalltech製ZR1用吸気ダクト等となる。Dryカーボン製で重量は全く気にならない程軽い。写真には含まれていないが、ラジエターアッパーカバーが吸気ダクトの下に装着される。
付属のエアークリーナーはかなりの大きさだが、800+馬力のZR1 #2では容量不足と考え、Lingenfelter製の高効率エアークリーナーを2個装着出来るように改造するつもりだ。Z06/ZR1共にエアークリーナーの容量は十分に確保したいと考えている。
同じくHalltech製カーボンパーツを助手席側から見た写真となる。因みにこれらのカーボンパーツは、C6RSに装着する目的で開発されたと書かれている。
Z06用 Halltech製Carbonパーツ
HalltechのZ06用カーボンパーツ。ZR1用とはエアフロセンサーの装着位置が異なる。ZR1用は少し左側にオフセットしているが、Z06用はセンターとなる。
ZR1用 ヨーロッパ仕様330km+メーター入荷
ようやくヨーロッパ仕様(メーターは日本仕様もヨーロッパ仕様も同様)のZR1メーターが入荷した。
スピードメーターは330km+まで表示されている。距離計の改ざん防止を考慮してか、メーターは意外に入手が難しかった。
お待たせしました。如何でしょうか?
1978年式Firebird 販売価格
シルバー/黒色内装(オリジナル色で再塗装)、5.7Lエンジン搭載、完全オリジナル仕様、実走78,000km、距離計はキロメーター確認済み、ワンオーナー、ガレージ保管、Pontiac 東急ディーラー車、禁煙車、車検は26/5、価格158万円。
その他、3rdカマロコンバーチブル白/グレーレザーシート、1987 Trans Am GT-A等在庫。