C2 CorvetteとC3 Corvette の修理作業に関して
2019.01.21 Monday 09:22

 

 

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C2 CorvetteとC3 Corvetteのレストアと修理作業に関して


Naber Brothersは、C2やC3 L88 Corvette等のレストアが有名だったが、2013年10月14日のオークションで、$3.2ミリオンで落札された(約3億6,480万円)1967年L88 Corvetteを、レストアした事が記憶に新しい。

前述したが、Naber Brothersにレストアを依頼する場合、2〜3年の待ち時間と、最低10万ドルの工賃がスタートと言われている。
部品代を含めるとかなりの金額(20万ドル〜)になるので、C2やL88搭載のC3が中心だったが、Naber BrothersでレストアされたC2やL88搭載のC3等が、30万〜200万ドル以上で取引されている実績をみれば頷けるだろう。

 

コルベットの修復作業等に関わってきた経験からだが、例えば39年前の1980式と、50年前の1969年式では経年劣化にそれ程大きな差は無く、むしろ個体差が大きいと思う。

特に輸入台数が多い1980年式〜1982年式は、日本国内で手を加えられた個体が多く、当方に入庫した場合、まず元に戻す事からが作業のスタートになることも少なくない。

経験からの意見だが、全く手を加えられていない車輛の方が作業し易い。

オーディオ、LEDライト類、NAVI、MSD等々が装着されている場合、電源の取り方や、配線が疑問な車輛が少なくなかった。

また1980年式からは、インチネジに加え、ミリネジが採用されているが、それを知らずに間違ったネジで締めてある事も多い。

C5以降は大半がミリネジとなった。

 

実際の作業ではC5〜C7の方が、作業が効率が良く作業時間を読める。

日本国内でのCorvetteレストア作業や、1980年当時の修理作業は時間を要し、また劣化した部品の入手等が難しく、なかなかビジネスとしては難しいのが現状だろう。その結果1980年〜1996年頃のアメリカ車の修理業者が減少した。
アメリカに比べて決して工賃レートが低くない日本国内で、レストア作業を行う事は難しい。
特に1980年〜1982年式Corvetteは台数も多いが、電装品、オーディオ、エンジン等に手を加えられた車輛が多く、実際の作業を行う場合時間を要する事が少なくない。
例えば、ホワイトメーター等の加工を行った車輛では、メーター本体を取り外してメーター専門業者で加工されるが、メータークラスター(樹脂製の本体)のひび割れや、取り付けネジの問題がある。

主な原因は、経年劣化と適切ではない脱着と思われるが、その状態で入庫された場合、再度メータークラスターの脱着を行おうとすると、割れはある、欠損はある、締め付けネジが間違っている等に直面する。

単にメータークラスターの脱着なら作業時間は読めるが、入庫時点で割れやネジの問題がある場合は、更に時間を要する事になる。
製造されてから40年近い年月を経ると、部品の劣化、樹脂部分の劣化、配線被服の絶縁不良、燃料ホースの漏れ等が頻発するが、これが半世紀近い年月の重さだろう。

 

1982年の谷田部最高速チャレンジでは、志賀氏の1977年式Corvetteで1位を獲得出来たが、1982年当時の1977年式は新車から僅か5年前の車輛になる。新しい車輛で全くのノーマル車だったのでチューニングのみに集中出来た。

今なら2014年式C7 Z51をチューニングするのと同じだろう。

「WESTの仕上げたCorvette」にするには、しっかりしたベースが有り難い。

WEST ZR1やWEST ZR-1 5号車、谷田部最高速で316.7kmを達成したWEST 7号車のC4は、いずれも新車の状態からチューニングを行った。

 

C2と初期のC3(1968〜1973)の入手方法

 

もしナンバーズマッチの1963~1973 Corvetteを上手く入手するには、アメリカ国内でレストアされた個体で10年程度を経過した場合、かなりリーズナブルな価格で入手出来る。
*但し当然だが、Naber Brother'sでのレストア車やL88は除くことになる。

これら、アメリカでレストアされたCorvetteは、根本的に我々日本人の考えるレストアとは違う。つまり上記のNaber Brother's等でレストアされ、NCRSやBloomington Goldでタイトルを取得した素晴らしいコンディションではあるが、当時のGMの工場でラインオフされた状態を理想としている。

1967年式なら51年前の新車の状態だ。エアコン装着率は、おそらく15%程度、オートマは2速、パワーステアリング装着率は約20%の時代だ。

日本では、C2やC3(1973年頃まで)の修復作業で、もし10万ドル(1,140万円)の工賃と数万ドルの部品代を支払ったなら、おそらく真夏の都心部でも、全く快適に乗れる、素晴らしい1967年式C2と、期待されるだろう。
この点がアメリカと日本のCorvetteに於けるレストアの違いといえる。

日本でのCorvetteのレストアでは、おそらく実用性(乗り易さ)と信頼性が大きなポイントを占めるが、アメリカでは、如何に生産時の状態(ラインオフされた時の状態)に近いかが重要視されているようだ。
もし投資としてCorvetteを購入するなら、圧倒的にアメリカでのレストアが強いだろう。
385万ドルで落札された1967年式L88クーペがそれを実証している。

 

今後のLSエンジン搭載のC1やC2 

 

半世紀近く以前のCorvetteに、乗り易さと実用性を求めるレストア作業は、最近ブームになりつつあるようだ。
具体的な例ではC1やC2の外観だが、C4〜C5のフレームと信頼性の高いLSエンジンを搭載したCorvetteが増えてきた。
これはこれで興味深い。
但し価格は、新車のCorvetteを上回る。

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