2013 Viper
先ごろ発表された新型Viperは8.4L 640馬力のV10 エンジンを搭載するが、それ以上に興味があるのは、昨年のニュルブルクリンクで7分12秒を達成したViper ACRの完全な発展型ニューモデルとなる事だ。エンジン出力の向上だけでなく、フレーム剛性は50%アップ、それにオプションのTrack Pacを選択すればスタビリティーコントロール機能とピレリのP-zero Corsa 295/30ZR18と355/30ZR19装着となる。
車輌重量は現行モデルより40kg程軽量と発表されており、高出力エンジン、高剛性フレーム、高グリップタイヤ、進化したサスペンションシステム搭載となれば、当然ニュルブルクリンクでの記録更新に期待が高まる。
さらに、素晴らしいのはこのボデースタイルだ。久々に心に突き刺さった、というのが率直な気持ちだが、何と言ってもボデーラインの艶っぽさがたまらない。
50余年の車人生で、もっとも心に突き刺さった感のある車は、1987年東京モーターショー CORNES のブース に展示されたF40だった。そのボデースタイルがあまりに印象的で、その場に立ち竦んでしまった様な記憶があるが、久々にその期待が蘇ってきた感じがある。
ラジエターの熱気をHoodに抜くのも気に入った。このHood形状はFIAT/Ferrariの影響かもしれない。
あとはアンダーボデー形状の確認だ。サイドマフラーレイアウトの場合、音量と左側のマフラー出口の難しさはあるが、車体底面に排気管が無いので、平滑なアンダーボデー形状に仕上げる事が容易となる。
またRear Diffuserもマフラー出口の制約がないので、効率を重視した整った形状が期待できる。
ボデー色は黒が好みだが、濃い目のGT-Sブルーメタも捨て難いと考えている。
輸入と取り扱いを決めた。